記事更新:2021/09/15
パン屋さんは、美味しい焼き立てパンを作って、沢山のお客さんを笑顔にできる素敵な仕事です。
そんなパン屋さんを開業したいと思っている人もいるでしょう。しかし、もちろん開業して終わりではありません。
ここでは改めて開業までの流れから、失敗事例、開業後の宣伝方法についてまとめています。スムーズな開業と開業後に気を付けておくべきこととして、ぜひお役立てください。
パン屋を開業する場合、まずどのようなパン屋さんにするのかコンセプトを決める必要があります。
ターゲットとなる客層に合わせてコンセプトを決めてみましょう。
住宅街や学校などがある場合は、子ども向けの可愛いパンを作ると人気になるでしょう。
サラリーマンやOLの利用が多いならおしゃれなパンやこだわりのあるパンなどがおすすめです。
また、パンが売れるかどうかは、お店の場所によっても大きく変わるので立地条件はよく検討しましょう。 コンセプトが決まったら、資金を準備します。開業資金はできるだけ自己資金が多いほうが良いですが、どうしても足りない場合は融資を受ける方法もあります。
パン屋を開業するにあたり特に必要な資格はありません。届出については、どのようなスタイルのパン屋さんを開業するのかで変わってきます。焼いたパンをお店で食べてもらうなら、飲食店営業許可が必要です。
また、資格に関しては必要ないものの、パン作りの技能を評価できるパン製造技能士を取得しておくことで、パン作りの基礎知識から応用まで身につけることができるのでおすすめです。 パン屋さんは美味しいパンが作れなければお客さんに利用してもらえません。余裕があるなら、パン作りの専門学校に通って技術や知識を身につけるのが良いでしょう。
パン屋を開業しても、うまく経営できす失敗してしまうこともあります。
開業後の失敗事例をまとめてみました。
パン作りはとても時間がかかりますし、繊細な作業です。パンを作ることに集中するあまり、接客が雑になってしまっては、リピーターになってくれるお客さんが減ってしまうでしょう。
パン屋さんはとても競合が多いです。
コンビニもスーパーも競合店に含まれます。特に最近はコンビニでも焼き立てに近い味を楽しめるパンがありますので、値段が高いパン屋さんのパンは売れにくいこともあるでしょう。 流行を調べたり、コンビニパンとの差別化を図るなどしてオリジナルパンを考えていく必要がありそうです。
いくら美味しいパンを売っていても、店内の雰囲気がイマイチだとお客さんが立ち寄ってくれません。
おしゃれで何度も行きたくなるようなパン屋さんにしましょう。また、パンの紹介POPも工夫してみてください。
パン屋を開業したら、多くの人に知ってもらうために宣伝しなければいけません。昔はチラシの宣伝が主流でしたが、今はインターネットやSNSでの宣伝もできるので、宣伝方法は多岐にわたると言えます。効率よく宣伝して沢山のお客さんに来てもらいましょう。
集客方法として一般的に利用されているのがブログです。パン屋の情報を直接提供できます。
日記形式にしてその日のおすすめパンを紹介したり、キャンペーンを紹介する、クーポンを案内するなどしましょう。
コメント欄でお客さんと交流しても良いですね。リクエストなどをブログから受付してみるのもおすすめです。
SNSの中でも人気なのが、Instagramです。お店のアカウントでパンの写真を投稿するだけでなく、お客さんに投稿してもらうことで、その写真を見て新しいお客さんが来てくれる可能性があります。
思わず投稿したくなるような、インスタ映えするおしゃれなパンを作ってみるといいかもしれません。
他にもLINE登録でクーポンをもらえるなどキャンペーンをして、お客さんを集めていくのもおすすめです。
ホームページはお店の宣伝に繋がります。
最近は公式サイトの代わりにFacebookを使用したり、Instagramを使用するという事例もあるようです。
ホームページは、作るのに費用がかかってしまうので、まずは無料で制作できるサイトなどを活用して、簡易ホームページを用意してみるのもおすすめです。
軌道にのったらきちんとした会社に素敵なホームページを作ってもらいましょう。
チラシを配布する方法は、昔からよくある方法です。
周辺のお客さんに知ってもらう方法としてベストでしょう。
OPEN日には来店特典を用意すれば、より多くのお客さんが来てくれるのではないでしょうか。口コミも大事です。来店してくれたお客さんに口コミを投稿してもらうのもよいですね。
今回はパン屋開業の流れや失敗例、そして宣伝方法についてお伝えしました。
オープン直後はある程度お客さんが来てくれますが、パン屋は開業から半年後、1年後にもそのお客さんが来てくれているかどうかが重要になってきます。ブログやSNS、チラシなど様々な宣伝方法でファンを増やしてくださいね。
※コラム内容はPNパン人の見解です。
所属する組織、及びこのサイトの公式見解ではありません。