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パン屋を開業するための店舗選びについて
2021 7/19 update

パン屋経営ノウハウ パン屋を開業するための店舗選びについて

記事更新:2021/07/19

パン屋の開業を成功させるには、店舗選びが重要なポイントになってきます。

どんなに美味しいパンを作ったとしても、お客さんが来てくれないような場所で販売しても商品をたくさん売るのは困難です。

経営を成功させるためには欠かせない、店舗選びのコツを紹介していきます。

選び方のポイント

パンは日本でも幅広い層の人達から親しまれている食べ物ですが、それだけにビジネスとして成功すると大きな利益を得ることができます。

自宅でパンを焼いて家族や友人などに振る舞う場合は、収益などを気にしないでも大丈夫ですが、パン屋を経営するのであれば収益を得ることは欠かせないことです。

開業する場合は商品のパンを作るのに材料費がたくさん掛かりますし、家賃や人件費なども発生するので、それらをカバーするためにも収益を確保しないといけません。

店舗の選び方としては、家賃と集客力の両方のバランスが優れている所を見つけるのが大切になります。

繁華街や駅前などにパン屋を出店できれば、多くの人達にお店の存在を知ってもらえますが、家賃がとても高いです。

高い家賃をカバーする分だけ、多くのお客さんがパンを購入してくれたら、売上から費用を差し引いて採算が取れる可能性もあります。

しかし仮に想定よりもお客さんがパンを購入してくれない状況になると、一気に経営状況が悪くなってしまいますから、営業を長期的に継続するのが困難になってしまいます。

そのため家賃の負担を少しでも軽減したい場合は、駅前や繁華街から離れた場所に出店する考えを持っても問題ありません。

しかし駅から近くない場合は駐輪場や駐車場を用意しておかないと、遠方からのお客さんが来店しにくいので注意が必要です。

おいしいパン屋さんとして評判を集められても、環境がつくれていないと将来的にトラブルを招く可能性もあります。

人気店になって駐車場がないような状況になると、路駐をするようなお客さんが増えてしまうので、周辺の住民からクレームを入れられるリスクもあります。

そのため駅前や繁華街などの近くでない場所に出店をするのであれば、最低でも数台は駐車ができるスペースを確保できる場所を選んだほうが安心です。

準備に必要なこと

①販売するパンの種類をきめていく

お店で販売するパンの雰囲気に合わせた立地の店舗を確保する必要があるので、まずは販売するパンの種類などを決めておくのが大切です。

少ないラインナップでパンを販売していくのであれば、商品を展示するスペースの確保は狭くても大丈夫ですから、どのぐらいの数の商品を販売していくのかを準備しておくのが賢い方法になります。

②店舗の選び方

店舗のサイズや立地条件によっても必要な予算には変動がありますが、数百万円から数千万円程度の費用が発生するので、必要になる資金を各自で準備しなければいけません。

物件に掛かる費用には敷金礼金などもありますし、場所によっては敷金礼金だけでも数百万円ぐらい必要になることもあります。

またお店の雰囲気をチェンジしたい場合は改装をする必要があるので、そのときにも大きな費用が発生します。

この点は以前にパン屋をしていた居抜きの物件を選択することで、コストカットが可能です。

基本的にすべての費用を自力で用意するのは困難ですから、開業資金融資制度を利用するのが大切になります。

この制度を利用すると新規事業者のための融資を受けることができるので、パン屋を開業したい場合にもサポートを受けられます。

融資を受けやすくするテクニックがある

パン屋を経営するには融資を受けるのが大切になりますが、何も経験がない人がいきなり自力で融資を受けようとしても失敗してしまうリスクがあります。

そのようなときに製パン技術やパン屋開業などを学べる専門スクールを利用することで、スムーズに開業資金融資制度を利用できるようになります。

プロとしてパンを販売する場合は、製パン技術を学んでおく必要がありますから、開業をする前に専門スクールに通っておいたほうが、経営自体も成功させられる可能性が高いです。専門スクールでは専門知識を学べるだけでなく、開業までのサポートをしてくれるケースもあるので、融資についても適切に対応してくれると考えられます。

融資をしっかりと受けることができれば、条件のいい店舗を選ぶことができますから、開店させた後の経営が大成功するかもしれません。

パン屋を開業するには店舗を選ぶ必要がありますが、家賃や立地について考えておく必要があります。家賃や材料費と人件費などの費用が発生するので、その費用をカバーできるレベルの売上を確保できる場所に出店しなければいけません。条件がいい場所を選ぶと初期費用も多く必要になりますが、開業資金融資制度が存在するのでその制度を利用すると資金の不安は解消されます。しかし何も知識がない状態で融資を受けようとしても難しいので、製パン技術や開業のサポートをしてくれる専門スクールのサービスを利用するのが便利です。

※コラム内容はPNパン人の見解です。
所属する組織、及びこのサイトの公式見解ではありません。

著者
パン人
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